NVIDIAは2026年7月27日、オープンソースの研究プレビュー版エージェントフレームワーク「NOOA(NVIDIA Labs Object-Oriented Agents)」を発表した。AIエージェントを単一のPythonクラスとして実装する仕組みだ。
NOOAでは、クラスのメソッドがエージェントの機能、フィールドが状態、docstringがプロンプトに相当する。エージェントの動き、覚えておく情報、AIへの指示を、Pythonクラスの構造に対応させて扱う。
特徴の一つが「pass by reference」と呼ばれるメカニズムだ。文脈を圧縮するパイプラインを使わずに必要な情報を参照として扱う仕組みで、これを含む複数の工夫によってトークン使用量を抑えているという。後述するSWE-bench Verifiedでの比較では、より高いスコアを記録しつつ、使用トークン数は比較対象の約半分だった。
評価では、GPT-5.5を使ったSWE-bench Verifiedで82.2%のpass rateを記録した。公式記事によると、78.2%だった比較ハーネスは1タスクあたり約220万トークンを使用しており、NOOAの約110万トークンの2倍だったという。CyberGym L1では、GPT-5.5を使い、ネットワークアクセスを遮断した条件でタスクの86.8%を解決した。ARC-AGI-3のcompetition modeでは、GPT-5.6-solを使った構成がmean RHAE 85.1%を記録している。
